僕とみんなとVOCALOID(2)
少しそれぞれの楽曲の解説をしていこうかなと。
1 スイッチGO!ヒーロー
最初の「スイッチを押すときを待ってる」のフレーズが
とても気に入ったので、そこから作り上げていった作品です。
すぅーっと聴けるポップさってなんだろう。そもそも誰が僕の作品を聴くのだろう。
聴く人のことを考えながらの製作でした。うまくいったかな?
歌詞の内容としては、一人で作業してるときだけはすごいヒーローの曲です。
何か作ってる人って、製作してない時間はいつもこんなこと考えてるんじゃないでしょうか?
一番締め切りがやばかった曲です。
ミックスダウン終了後4時間ぐらいで入稿しました。
2 S.o.S
2曲目は絶対ノリノリにしよう!とアルバムの構成を考えてたときに
そこまでは決めていた曲です。
クロダさんに歌ってもらう予定だったので、音域とかを考えながら製作して
そしたら良い感じでオケのトラックが出来上がったので、あとは歌詞だけなんですけど
ずっと保留してたので。。。やべえやべえ言いながら書きました。
十分にそのヤバイ感じが内容のほうにも出ているのではないでしょうか。
締め切りの曲です。
3 ケイドロ
とにかく他と違うことをしたい。そればかりを考えて作った曲です。
その感じはかなり出てるのではないでしょうか。サビ終わりの部分とか。
常々僕の音楽は王道か邪道かみたいなことを考えるのですが(バクマンかよ!)
繊川氏のPVのおかげもあって再生数も結構伸びました。
PVもニコ動でアメコミテイストという挑戦的な作品になってくれました。
4 ホーネット
真さんの歌を聴いたときにああこの人はアニソンとか恋の歌とかがドンピシャだと。
とにかく綺麗な声で、なぜ評価されてない!!とクエスチョンマークで
歌詞がかけない・・・。
結局ギリギリで真さんにデモを聴かせて駄目元で歌唱をお願いしたのですが
快く引き受けてくださいました!!!(仕事もある中ホントありがとうございます。。。)
ありえないくらい良くなったので。間違いなくアルバム曲の中でも推し曲なので。
5 それ、すれ違い
とても冷ややかな曲を書きたいなあと思っていて、
新しく導入した音源も試したかったので、ピアノとかフルートとかドラム、ベースほとんど
途中のギターソロのところについてなんですが。
なぜあんなスカダンスチックなリズムで作ってしまったのかと、
単純にやってみたかったからです。
この曲はかなり僕らしさが出てる作品だと思うのですが、どうでしょうか?
6 Coward Demon
最初のフレーズが出来て、これはボカロじゃない!!ってなぜかそう思いながら
作ってました。結果、あらたさんというこれまたセクシーな声の持ち主さんに歌っていただきました。
全体的にクールでダークな感じに仕上げたかったです。
この曲もあらたさんが歌ったことによって一味も二味も違う作品になりました。
歌詞についてはけっこう難産だった曲です。。。
テーマがしっかり決まってないと出てこないんだよなぁ・・・
7 明けない夜を壊せ
ESPを作り終えた後に次は何をしようかなと考えていて。
とりあえずボカロから少し距離を置いて、歌い手さんとのコラボがしたいと
漠然と計画を立てておりました。
そこで2012年内にあらたさん、紗矢さんと一緒に作品を作っていったりしていたんですが
やっぱボカロでも作りたいなぁと寄り道をして作った曲です。
この楽曲の課題としては、まずホーンを使ってポップスを作る。
ダサくないホーンの感じを出す。そしてボカロの歌をうまく歌わせる!
何とか実現できたのではないでしょうか。。。
おかげさまで一番人気の作品となってくれました。
意外性が受けたのかな?曲しかり動画しかり
8 ワールドダウン
僕はボカロ界ではsasakure.UKさんにもっぱら影響を受けていて。。。
そんなささくれさんチックな曲を僕も作りてえ!!と思ってしまい。
結果的には良く分からないものが出来ました。
でも全体的に聴いたら良く分からないけども、
部分部分で聴いたらこれがまた単純なんだな。。。
テンポチェンジ、民族的な楽器を使う。などわりと色々やってみました。
VY1のイメージって僕の中ではやっぱり無機質なんですよね。
歌詞については厨二病をこれでもかというぐらい。
出来てから読み直すと恥ずかしすぎて鼻水が出ました。
9 will be
徹夜の歌です。。。本当に最近徹夜ばかりで実親にも叱られるという始末。。。(成人男性です)恥ずかしい。。。
歌詞を書くときに僕はしっかりとしたテーマがないとなかなか進まないんですが
今回はスラスラと出来ました。ウィルビーオーライ。
楽曲的にはあまり挑戦的なことはしてないです。
もともと良いメロディーがあればそれで良いと思ってるので。
やっぱ巡音ルカは調教が難しいなぁー。。。
10 いちにのさん
今回のアルバムの中でも結構キラーチューンになっているのではないでしょうか。
紗矢さんから「Taskさんの曲歌いたい!」とラブコールを頂いたので。
紗矢さんのイメージで作りました。ドロドロですいません!
かなりストレートな曲で歌詞もまたストレートです。
女の子になって書きました。女子感出てるかな?
GB音の刺々しい感じと紗矢さんのふわふわした浮遊感のある声が・・・
合わさって絶妙!!これは絶妙としか言いようがナイ!!
おかげさまでみんなからも好評な作品になってくれました。
11 緑のピックでかき鳴らせ
草食系男子の熱いロック(?)を目指して作りました。
声は一緒にバンドを組んでるタケシにお願いして、自宅で録らしていただきました。
やっぱりバンドで活動するのって結構大変だと思うんですよ。
その大変さ、哀愁、これからどうなるのかなっていう感情を詰め込みました。
かなりエモーショナルな歌声をくれました。さすがボーカル。力強い。
一般の方々とネットの歌い手さんってやはり感情、抑揚の付け方が違うなぁと
感じていたので、ここらで一発タケシにこういう歌声もこの世にはあるんだぜ!
っていうのを知らしめてやりたかったんです。うーんちょっとトゲトゲしてますね
12 Speaker&Pencil
今回、アルバムを作ってて色々大変なこともあったし、楽しいこともありました。
この曲は自分について書いた曲です。
「今はまだどこに行けるかよくわからないけど」
まーよく分からないけど頑張ります。精一杯。
一緒にアートワークのほうを作り上げてくれた繊川氏に感謝!
ゲストボーカルの皆さんにも感謝!!
買ってくれた皆さんにも感謝感謝!!!
感謝が尽きません。感謝のアルバムです。
ということで12曲作りました。
10月ぐらいから「いちにのさん」とかは作ってたんですけど、
そのときはアルバムにしようなんて考えてなかったです。
気付いたら結構大きなプロジェクトになってました。。。
無事CDも頒布することが出来たので。
とりあえず今回出し尽くした力をまた溜めてきます。
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